Designer デザイナー

倉本剛|Go Kuramoto

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デザイン性と快適性を備えた設計に、
人が結びつく豊かさがある。

2009年度グッドデザイン賞をはじめ、住まいに関する数々のデザインコンペでの受賞歴をも持ち、その画期的なプランは建築の専門誌だけでなく、高感度なデザイン誌などでも紹介された経験を持つ倉本氏。代表的な作品はデザイン性と快適性を備え、これまで以上に家族のコミュニケーションが育まれるような豊かさが満ちています。そんな設計の根底にあるのは「建築を通じて、人と人の関わり方に携わっている」というポリシー。ひとつの家を建てることで、家族や地域のコミュニティのあり方も考えるきっかけ作りをめざしており、個室をきっちり作って閉じこもるのではなく、あえて触れ合う場面をしつらえ、人と人との関係性を育む環境を提案しています。
建築によって、家族や近隣の…人と触れ合う環境を作ってしまう。プライバシーを重視される昨今の建築ニーズに対し、それは少々わずらわしく感じられることかもしれませんが、縁あって被災地の復興に関わった彼は改めて「建築における絆づくりの重要性」をひしひしと感じているのです。



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家族のあり方を再構築する中で、
キッチンが絆づくりのワンシーンになる。

家づくりのプランニングでは、設計中に何度も打ち合わせを重ね、しっかりとコミュニケーションを取り、施主のイメージ通りに仕上げている倉本氏。自分にとって家づくりの最終的な満足度は、施主にとっての満足度と重なります。家族のあり方をもデザインする彼だからこそ、お互いの満足度が高まるプランニングが可能になるのでしょう。
そんな彼は、システムキッチンは工業量産的なもので建築とはほど遠いものだと考えていたそうです。ところが、きめ細かい対応が可能なヤジマのシステムキッチンに対しては「まるで特注品のよう」と大変深い関心をいただいています。造作家具のように家族のあり方に合わせて設計に溶け込む柔軟性を持ちながら、システム的に生産することでコストを抑えたヤジマのシステムキッチン。
倉本氏が描く人と人が触れ合い、心を通わせる建築設計のワンシーンとしてデザインされ、絆づくりのステージになることを願っています。

倉本剛

倉本剛建築設計事務所
一級建築士
日本建築学会会員・東京建築士会会員

1972年 東京生まれ
1997年 日本大学大学院理工学研究科博士前期課程建築学専攻修了
1998年 株式会社早川邦彦建築研究室入社
・世田谷区立千歳温水プール現場監理
・都立芦花高等学校 基本設計・実施設計
・成城KSコート 基本設計・実施設計・現場監理
・みなとみらい駅 実施設計・現場監理
2005年 株式会社早川邦彦建築研究室退社
・OGW(以下、独立後の作品)
2006年 倉本剛建築設計事務所設立
・MAT
・MIK
・代田タウンハウス・インフィル5ユニット
・パークコート成増マークレジデンス130号室
受賞歴 1996年 第3回フロントデザインアイデア大賞 優秀賞
1996年 第23回日新工業建築設計競技 佳作
1997年 マルチメディア時代の住まいデザインコンテスト 飯野賢治賞
2007年 World Space Creators Awards 次点
2008年 Herman Miller コンペ 佳作
2008年 東京建築士会住宅セレクションvol.2 入賞
2008年 三井住空間デザインコンペ 三井住空間デザイン賞(最優秀)
2009年 グッドデザイン賞
2010年 住まいの環境デザインアワード 東京ガス特別賞