Designer デザイナー

笠松豊|Yutaka Kasamatsu

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細部までいい仕事にこだわった、
ピン角精神が息づく家。

スタイリッシュでシャープな印象を持ちながら、空間作りや光の入り方に柔らかさを感じる・・・。見る人が思わず「カッコイイ!」と感嘆してしまう笠松氏の建築デザインには、笠松氏がこだわる「ピン角」の精神が生きています。ピン角(ぴんかど)とは、建築用語で柱や梁などの部材の先端に面を取らず、シャープな角に仕上げること。この加工を美しく仕上げるためにはかなりの技術と丁寧さが必要です。
笠松氏は「美しいピン角は、職人がいい仕事をしている証拠」と言い、美しいディテールを追求しながら必ずどこかで抜きん出ようとする思いが、一つひとつの仕事に表れています。また家造りは建築家だけの仕事ではありません。設計のイメージ通りに仕上げていくため、笠松氏は気持ちを込めて丁寧に設計し、各工程を大切にして、職人たちへピン角精神を伝えています。
住む人のために細かなディテールまでこだわった設計やデザイン。そこから建築家の意気込みを感じ取った職人たちは丁寧に仕事をし、その仕事ぶりは他工程の職人にも伝わっていきます。こうして最後の最後までピン角の精神によって造られた住宅だからこそ、ただカッコイイだけでなく、笠松デザインならではの心地良さを感じるのでしょう。



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心豊かな満足感をめざし、
住む人の暮らしをデザインする。

笠松氏の代表作に「北側の借景を望む家」があります。この作品には、敷地を見ないとプランは成り立たないという笠松氏の姿勢が表れています。家造りは1つとして同じモノはありません。笠松氏は設計の前に必ず現地に足を運び、そこで感じたイメージをカタチにしています。現場を訪れ、北側のロケーションが良ければ、そちらを向いた設計をし、違う角度から光を入れる工夫を施す…。住宅をデザインするのは、そこに住む人の暮らしをデザインすることですから、住むことで心の豊かさやワクワクするような満足感を得るために、お客様一人ひとりの「個性」をカタチにすることにこだわっているのです。
そのために笠松氏は最終的にモノが手に触れるところに気を配ると言います。
例えば、ドアノブのデザインや塗装のディテール、建具やキッチンの配置やデザインなど、お客様が暮らしていくにつれて、ワクワクした気持ちを味わっていけるように、時には工業製品を加工してオリジナル品を造ることもあるそう。その時は、細かなディテールを再現する家具屋やセンスのいい金物屋など、笠松氏のピン角精神に共感する職人たちが活躍します。いい仕事に、いい職人が集まり、お客様の満足感を一緒に創りあげていく。こうして100通りの家族の、100通りの“暮らし”がデザインされていくのです。

笠松豊

Kasamatsu Architect Design Office 一級建築士事務所
社団法人東京建築士会正会員
社団法人日本木造住宅産業協会木造軸組耐火建築物・工事監理者登録
社団法人日本ツーバイフォー建築協会枠組壁工法耐火建築物設計・工事監理者登録
検査員登録証(自主工事検査員,耐火構造検査員)
一級建築士 大臣認定 第261531号
インテリアプランナー 大臣認定 第20240号
管理建築士

1962年 長野県生まれ
1988年 多摩美術大学美術学部建築科卒業
2007年 建設会社、設計事務所を経てKasamatsu Architect Design Office 一級建築士事務所 開設
現在に至る
・吹抜のリビングのある家
・スリットと透過性テラスのある家
・茅ヶ崎の家
・中庭へ拡がっている家
・海へ臨む家
・北側借景を望む家
・小屋裏部屋のある家