Designer デザイナー

齋藤友幸|Tomoyuki Saito

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パッシブな庭から、
安らぎとそよ風を住空間に取り入れる

京都の町屋には坪庭があり、自然を感じさせ、時が止まっているかのような空間がそこにあります。
中庭で冷やされた夏の空気は、窓から屋内に引き込まれ、ここちよい安らぎと そよ風となって住空間にまで入ってきてくれます。京都の気候と経験と歴史が生んだ、まさしくパッシブな仕掛けそのものなのです。
齋藤さんの提案する住空間は、発想が京都の町屋に通じ、室内空間とパッシブで緑豊な中庭とが一体となるような仕掛けが見られます。庭に面した窓は、全面開放で大きく開き、スリッパのまま いつでも庭に出たくなるような そんな雰囲気を造り出しています。
秋に紅葉をたのしみ、冬の寒さを窓越しに眺め、春には、新しい生命のいぶきを感じることができます。庭で住人は癒され、四季折々の景色を楽しみ、心が穏やかになるのです。



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断熱性能をシミュレーション。
ローコストで快適な暮らしを提案する。

齋藤さんは、専門ソフトを使って、丁寧な室内空間の温度をシュミレーションしてくれます。構造が木造の場合・鉄筋コンクリートの場合、どのような断熱材がどのくらいの厚さで入っているか、開口部の大きさや、ガラスは普通ガラスなのかペアガラスなのか、といった条件を詳しく入力し、冷暖房費にかかる年間コストを算定してくれるのです。
ペアガラスより厚手のカーテンの方が冷暖房費の節約効果が高かったり、施工単価の安い射熱塗料が大きな効果を発揮したりと、設計者の立場からすばらしいアドバイスをもらうことができます。
木造の住宅、床・壁・天井に断熱材を敷き詰めても、どうしても外気温度の影響を受けてしまいますが、蓄熱効果のある鉄筋コンクリート造は、年間を通じ快適な生活を送ることができるので、お薦めですとアドバイスをいただきました。さらに冷暖房の必要のない住宅も設計可能となり、ローコストで快適な暮らしを提案してくれます。

齋藤友幸

一級建築士事務所建築計画工房 代表取締役
社団法人東京建築士会会員
一級建築士事務所登録(東京都知事登録 第45199号)

1959年 千葉県生まれ
1983年 多摩美術大学美術学部建築学科卒業
1984年 株式会社ザイゾン設計事務所入社
住宅・店舗ビルの設計・監理を経験
1990年 東京アーチスト株式会社一級建築士事務所入社
1991年 アルスデザインアソシエイツ株式会社一級建築士事務所入社
住宅・事務所ビル・福祉施設の設計・監理を経験
2000年 一級建築士事務所建築計画工房設立
現在に至る